海外の買い物では、現地の値札に書かれた金額が、そのまま日本円の請求額になるわけではありません。為替の換算に加えて、カード会社の海外事務手数料がかかります。旅行先で使う1枚を決めるなら、還元率と一緒にこの費用も見ておきたいところです。
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同じ10万円相当なら、3.63%と1.60%で2,030円の差
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| カード・発行会社 | 海外事務手数料 | 手数料相当額 | 請求額の概算 |
|---|---|---|---|
| 三井住友カード(NL)・ゴールド(NL)/Visa・Mastercard | 3.63%(税込) | 3,630円 | 103,630円 |
| 楽天カード/Visa・Mastercard・JCB・American Express | 3.63%(税込) | 3,630円 | 103,630円 |
| JCBが発行するJCB カード W・S | 1.60%(非課税) | 1,600円 | 101,600円 |
比較のため、手数料を加える前の日本円換算額をすべて10万円に揃えています。実際には国際ブランドの換算レートや処理日も異なるため、同じ商品を買っても請求額が表の差にぴったり揃うわけではありません。年会費、ポイント、ATMの現金引き出しは含めていません。
「JCBなら1.60%」と、ブランドだけで判断しない
カードの表にあるVisaやJCBなどは国際ブランドです。海外事務手数料を決める発行会社は別なので、同じブランドでもカードによって手数料が違います。
たとえば、この比較ではJCBが発行するJCB カード W・Sを1.60%として掲載しています。一方、JCBブランドを選んだ楽天カードの海外事務手数料は3.63%です。手持ちのカードを調べるときは、ブランド名だけでなく「楽天カード JCB」「JCB カード W」のように商品名まで確認してください。
海外では、ポイント還元率が下がるカードもある
楽天カードのVisa・Mastercardでは、海外取引は200円につき1ポイントです。国内の通常の買い物と同じ1%を前提にすると、もらえるポイントを多く見積もってしまいます。楽天カードのJCB・American Expressは、同じ海外取引の引き下げ区分には記載されていません。
手数料と還元率を比べる場合も、手数料がかかる金額とポイントの計算対象が完全に同じとは限りません。まず「10万円相当なら手数料だけでいくら増えるか」を見て、その後に実際のポイント条件を加えると分かりやすくなります。
レジで日本円払いを選ぶと、別の換算になることがある
海外のお店や端末で、現地通貨か日本円かを選ぶ画面が出る場合があります。日本円を選ぶDCCでは、お店側の換算レートなどが使われます。日本円の金額がその場で分かっても、現地通貨で支払うより安いとは限りません。
表示された通貨と金額を見てから承認してください。たとえば米国ならUSDとJPYのどちらで処理されるかを確認します。この記事の海外事務手数料だけの計算は、こうした店舗独自の円換算を比較したものではありません。
出発前は、利用枠と別ブランドの支払い手段も確認する
海外のホテルでは、宿泊代とは別に保証用の金額が一時的に利用枠を使うことがあります。旅行費だけで枠を使い切らず、予約先の条件とカードの利用可能額を確認しておくと安心です。手数料の安さだけで1枚に絞ると、その店で使えなかった場合に困ります。
旅行中に明細や本人確認の通知を受け取れるよう、カード会社のアプリと登録先も出発前に確認しておきます。海外ATMでの現金引き出しは、買い物とは別の利息・ATM手数料がかかり得るため、この表で比較しないでください。帰国後はレシートの通貨とカード明細を見比べ、覚えのない請求があれば発行会社へ連絡します。