家族カードにも審査はある?本人の収入・信用情報とクレヒスの扱い

自分ではカードを作りにくくても、家族カードなら使えるのか。気になるのは、誰の収入や信用情報で判断されるかだと思います。一般的な家族カードは本会員が支払いを引き受ける仕組みですが、発行が約束されるわけではありません。審査の話と、使い始めてからの請求・信用情報の話を分けて確認しましょう。

この記事の目次
  1. 家族カードは、本会員の契約に追加して発行するカード
  2. 審査は基本的に本会員が対象。ただし、発行条件の確認はある
  3. 家族カードを使っても、自分のクレヒスにはならない?
  4. 利用枠は家族の人数分に増えるわけではない
  5. 明細を共有してよいか、先に話しておく
  6. 本会員が解約するときは、家族の支払いも確認する
  7. 申し込む前によくある疑問

家族カードは、本会員の契約に追加して発行するカード

本会員は、家族カードの支払いも引き受ける契約者です。家族会員には本人の名前が入ったカードが発行され、買い物に使います。本会員のカードを家族で貸し借りすることとは違います。

JCBの一般的な家族カードは、本会員と生計を同じくする配偶者・親・18歳以上の子供が申込対象で、高校生は除かれます。本会員が学生の場合は申し込めず、一部のカードには対象者や発行枚数の制限もあります。

出典:JCB:家族カードの申込対象・支払い方法

「家族なら誰でも対象」と考えず、続柄、年齢、生計の条件を先に見てください。別居中の子供など、条件に当てはまるか迷う場合は、カード名を伝えて発行会社に確認すると話が早くなります。

審査は基本的に本会員が対象。ただし、発行条件の確認はある

三井住友カードは、家族カードの審査は基本的に本会員に対して行うと説明しています。JCBも、本人に収入がない場合、安定した継続収入がある配偶者や同居家族が申し込むことで家族カードを利用できると案内しています。

出典:三井住友カード:家族カードの審査について/JCB:本人に収入がない場合の家族カード

一方、JCBの会員規約では、家族会員も申し込み後に承認されることが条件です。申込対象に当てはまるか、本会員の契約や利用状況に問題がないかなど、発行会社の判断が残ります。「家族会員に収入がない」と「審査や条件確認が一切ない」は同じ意味ではありません。

出典:JCB:会員規約(個人用)

ネット上の体験談から、過去に延滞した人や債務整理をした人の発行可否を一律に判断することはできません。公式案内でも、個別の事情について必ず発行するという保証は確認できません。

家族カードを使っても、自分のクレヒスにはならない?

JCBは、本会員が支払いをする家族カードの利用履歴は、家族会員自身のクレジットヒストリーには反映されないと説明しています。カードに自分の名前が書いてあることと、自分が支払いを負担する契約を持つことは別です。

出典:JCB:家族カードと利用枠・信用情報

たとえば、子供名義の家族カードで毎月1万円を使い、親の口座から払っているとします。この履歴を、そのまま「子供が自分の契約を毎月返済している記録」として考えることはできません。

目的が「買い物にカードを使いたい」なら家族カードが候補になります。一方、「自分の契約の支払い履歴を残したい」なら、その目的は別に考える必要があります。履歴のために不要な借入や分割払いを増やす必要はありません。デポジット型カードと信用情報の関係も参考になります。

利用枠は家族の人数分に増えるわけではない

表は横にスクロールできます。

家族カードと自分で契約するカードの違い
確認する点一般的な家族カード自分が本会員になるカード
支払い本会員がまとめて負担する自分の契約に基づいて支払う
利用枠本会員の枠を家族で使う審査で設定。同じ会社の複数カードでは共通枠の場合もある
利用履歴家族会員自身のクレヒスづくりとは別本人の契約・支払いの記録になる
明細本会員が家族分を確認できる自分で明細と支払いを管理する

JCBの案内では、家族カードの利用も本会員の利用可能枠の範囲に含まれます。枠が50万円、家族全体の未払い利用分が35万円なら、単純な計算では残り15万円です。家族カードを2枚作ったから50万円ずつ使える、という計算ではありません。

出典:JCB:家族カードと利用枠・信用情報

大きな買い物の前には、家族それぞれの予定も合わせて確認しましょう。実際の利用可能額は、未確定の利用や支払い方法別の枠でも変わるため、会員画面に表示される額を見ます。

明細を共有してよいか、先に話しておく

JCBでは、本会員と家族会員の利用分をまとめて本会員へ通知します。家族カードで使った店や金額を、本会員に知られない前提で使うカードではありません。

出典:JCB:家族カードの申込対象・支払い方法

家計をまとめるなら便利ですが、趣味の買い物や個人の支出を分けたい人には合わない場合があります。申し込む前に、次の3点を決めておくと、請求を見てから困らずに済みます。

  • 食費や日用品など、家族カードで払う支出の範囲。
  • 一度に大きな金額を使うときの連絡方法。
  • 毎月の明細を誰が確認し、立て替え分をどう精算するか。

口座を共通にしたくない場合は、自分の口座から払えるデビットカードなども比較できます。ただし、デビットは原則即時払いで、後払いと同じ使い方にはなりません。

本会員が解約するときは、家族の支払いも確認する

家族カードは本会員の契約とつながっています。たとえばJALカードは、本会員が解約すると家族会員のカードも同時に解約になると案内しています。本会員だけが使わなくなっていても、家族が利用中なら影響があります。

出典:JALカード:本会員退会時の家族カードの扱い

スマートフォン料金、動画サービス、交通系サービスなどに登録している場合は、支払い方法の変更を先に済ませます。家族カードに追加したETCなども含め、発行会社の解約案内を確認してください。

今後も家族カードを使いたいなら、本会員が更新・解約する予定を共有しておくことが大切です。カード番号が手元にあるだけでは、契約終了後の支払いを続けられません。

申し込む前によくある疑問

配偶者に収入がなくても申し込めますか?

本人に収入がないことだけで家族カードの対象外になるとは限りません。まず本会員になる人の条件と、家族会員の続柄・年齢などを確認します。JCBの具体的な案内は前述のとおりです。

自分のカードで審査に落ちたら、家族カードも必ず落ちますか?

支払いを負担する人や契約の仕組みが異なるため、同じ結果になるとは限りません。ただし、逆に家族カードなら必ず作れるとも言えません。

家族カードと本会員カードを両方持てますか?

希望する発行会社・カードの条件を確認してください。持てる場合でも、年会費、請求口座、利用枠を別々に把握する必要があります。「家計用」と「個人用」のように用途を決めてから選ぶと管理しやすくなります。

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