年18%と聞くと、10万円を借りた瞬間に1万8,000円の利息がかかるように感じるかもしれません。実際には、借りている残高と日数に応じて計算します。金利の割合と、支払う利息の金額を分けて考えると、借入期間を短くする効果も分かります。
この記事の目次
日割りの基本式は「残高×年率÷365日×日数」
残高が途中で変わらない場合、日割りの利息は「借入残高 × 年率 ÷ 365日 × 利用日数」で計算できます。年18%なら計算に入れる値は0.18です。
アコムの公式案内では、借りた当日を利用日数に含めず、1円未満は切り捨て、うるう年は366日で計算します。契約先によって扱いを確認する必要があるため、どの会社でもまったく同じ請求額になるとは限りません。
たとえば10万円、年18%、利用日数30日、1年365日なら、100,000 × 0.18 ÷ 365 × 30 = 約1,479.45円。1円未満を切り捨てた利息は1,479円です。年18%は説明用の仮の金利で、アコムの現在の新規契約金利を示すものではありません。
10万円と30万円を、7日・30日・60日借りた場合
表は左右にスクロールできます
| 借入額 | 7日間 | 30日間 | 60日間 |
|---|---|---|---|
| 100,000円 | 345円 | 1,479円 | 2,958円 |
| 300,000円 | 1,035円 | 4,438円 | 8,876円 |
当サイトの計算例。各期間の末日に一括返済する単純な仮定で、利息の1円未満を切り捨てています。無利息期間、手数料、遅延損害金は含みません。実際には契約の返済期日を守る必要があり、60日間返済しなくてよいという意味ではありません。
同じ年率なら、残高が3倍になると切り捨て前の利息も3倍になります。必要なのが10万円なのに30万円を借りて手元に置けば、使っていない20万円にも利息がかかります。利用限度額と、実際に借りる額は分けて考えましょう。
途中で返済すると、残った元金を使って計算する
借入残高が変わったら、その前後で期間を分けます。仮に30万円を年18%で借り、15日後に元金を10万円減らし、その後の20万円をさらに15日間借りたとします。最初の15日は30万円、後半の15日は20万円を基に計算する考え方です。
ここで注意したいのは、「10万円を入金した」と「元金が10万円減った」は同じではないことです。返済金の一部が利息や手数料に充てられる場合、元金の減少額は入金額より少なくなります。
出典:アイフル:返済シミュレーションと計算条件/アイフル:キャッシングローンの商品概要
実際の計算には、返済後の元金残高を使います。会員画面や返済明細で、入金額のうち元金・利息・費用の内訳を確かめてください。最初の借入額をずっと使って計算すると、返済後の利息を多く見積もってしまいます。
月々の返済額には、利息が含まれる方式がある
元金と利息を合わせて一定額を返す方式では、毎月1万円を入金しても、元金が1万円ずつ減るわけではありません。利息が1,479円で、ほかの費用がない仮の例なら、1万円の入金で減る元金は8,521円です。
一方、毎月の元金返済額に利息を加えて払う方式もあります。商品説明で「元利」「元金」のどちらが定額なのかを確認し、同じ「月1万円」という表示をそのまま比較しないようにします。
出典:アイフル:返済金額の一覧表/アイフル:返済シミュレーションと計算条件
返済額が小さいほど、利息を払った後に元金へ回る金額が少なくなります。完済までの違いは最低返済額の記事で、30万円の具体例を掲載しています。
日割り計算と、返済シミュレーターの数字が違う理由
当サイトの返済シミュレーターは、年率を12で割った月利による概算です。実際の日割り計算では、2月と3月で日数が違い、返済日が休日なら扱いも変わるため、請求額と一致しないことがあります。
たとえば年18%・10万円の1か月分を月利1.5%で計算すると1,500円ですが、30日の日割りでは1,479円です。どちらかの計算が必ず間違いなのではなく、置いている条件が違います。
シミュレーターは、月額を変えた場合に期間や総額がどう変わるかを比較するために使います。振り込む正確な金額、特に一括返済額は契約先に確認してください。アイフルのシミュレーターにも、実際の取引と差が出る場合の注意が示されています。
ATM手数料や無利息期間は、利息と別に確認する
利息の計算式にATMの手数料は含まれません。利息が少額でも、借入と返済のたびに手数料がかかる方法を使えば、総費用は増えます。借入前に、利用するATMや振込方法の料金を確認します。
無利息期間がある場合も、対象になる日数・金額と、開始日を先に確認します。対象期間を過ぎた後は、残っている借入に利息が発生するため、返済日から逆算して考える必要があります。
「年利が低いか」だけでなく、「いくらを何日借りるか」「いつ元金を減らせるか」「別の費用がいくらか」の3点をそろえると、比較しやすくなります。